私は浪人生4月の時点で、InstagramとTwitterをやっていました。
しかし、どちらも夏休み前にアプリを消してしまい、受験が終わるまで一度も見ませんでした。
途中でSNSを断った方がよいと思った出来事があったからです。
本記事では、
- 浪人生はSNSを断つべきか
- SNSが若者に与える悪影響
- 私がSNSを消すことになった経緯
を紹介します。
浪人生はSNSをやめるべきか

結論から言うと、SNS断ちをしたほうがよいと思います。なぜなら、
- メンタルに悪影響を及ぼす
- SNSに使っている時間がもったいない
- トラブルのもとになる
からです。
そもそも浪人生は、1度受験に失敗したことによる劣等感、将来が不確定な不安感、徐々に追いついてくる現役生やどんどん脱落していく浪人仲間を見たことよる焦りや恐怖…など、様々な負の感情を抱えていてメンタルが弱っていることが多いです。
そんな精神状態の時に、高校時代の友達が大学生活を謳歌している様子や、自分より成績がよさそうな受験生の様子を知ってしまうと、かなりメンタルをやられます。(経験談 後述)
また、SNSで怖いのが依存症になってしまう可能性があることです。
依存症までいかなくても、多くの人が『気がついたら長時間SNSを見てしまっていた』という経験をしたことがあると思います。
受験生はSNSに時間をかけている場合ではありません。
SNSを短時間で辞められる自制心がないのであれば、スッパリやめてしまう方が良いでしょう。
SNS断ち経験談
①号泣してインスタを消した
予備校の浪人生クラスに、一切他の人と関わらない浪人生って一定数いますよね。
誰とも話さずにずっとガリガリしているタイプの人です。
私がまさにそのうちの一人でした。
現役時代にどこの大学も受からなかったことから、自分が落ちこぼれであるという思いが強く、このクラスの誰よりも勉強しなくては!と気を張っていました。
さらに私は重度の人見知りで、かつ6年間女子校に通っていたために男子と話すのが6年ぶり。もはや未知の生命体状態。
人間関係で無理しなくてもいいかと思って、ずっと勉強していました。
幸い、浪人クラス130人弱の中で人と話さずに勉強ばかりしている人は珍しくなかったので、私一人がぽつんと目立つことはありませんでした。
しかし……この生活は私に向いていなかったようです。私は自分の気持ちに鈍感なので気付いてはいませんでしたが、人と関わらない生活を寂しく思っていたのでしょう。
新しい生活に慣れて、ある程度余裕が出てきた5月の中旬。私はおよそ1週間ぶりにInstagramを開きました。
私が新生活に慣れたということは、大学生になった高校の同級生たちも大学生活に慣れてきた時期です。
1週間ぶんの投稿をスワイプしながらさかのぼっていると、ふと画面に涙が落ちました。
高校時代の同級生たちは(私が知らない)新しい人達に囲まれ、新しい環境の中で楽しそうに笑っていました。
対して私は?
1年後に本当に合格できるという保証もなく、一人燻っているだけです。大きな不安、劣等感、疎外感。
心の底にあったマイナスの感情を自覚して、どうしようもなく悲くなりました。気付けば声をあげて泣いていました。
そして、泣きながらInstagramのアプリを消去しました。
※イギリスの王立公衆衛生協会の調査では、「若者の心に最も悪影響を与えるSNS」はInstagramだと結果が出たそうです。
↓
2017年、14歳から24歳までの若者1479人を対象に、不安感や孤独感、いじめ、外見への劣等感などの14項目で5つのSNS(Instagram、Twitter、YouTube、Snapchat、Facebook)を評価したところ、
- Snapchat
- YouTube
の順で、若者のメンタルヘルスに悪影響を与えていることが分かりました。
もちろんSNSは、自己表現やコミュニティづくりの場となど、ポジティブ役割を持っているでしょう。反面、SNSにはメンタルヘルスへの悪影響や、依存性など、負の側面を持っていることも忘れずにいたいですよね。
大切なのは適度な距離感。
浪人時の私は、Instagramとうまく付き合っていけるような状態になかったということでしょう。
Instagramの何が悪いって、有無を言わさず視覚に訴えてくることだと思います。
Twitterだったら、気に入らなそうな内容は読まなければいいけれど、Instagramは画面いっぱいに主張してきます。

ちなみに、次の日すぐに隣の席の女の子に話しかけて友達になりました。
②怖くてTwitterを消した
さて、インスタ消去の一件からしばらくたった6月ごろ。
このころには普通に話す友達は何人もいたのですが、そのうちの一人から、こんな話を聞きました。
「このクラスに、○○っていう有名ツイッタラーがいるらしい。どの子かは分からないんだけど、結構過激なことつぶやいているらしいよ」と。
その○○は現役生のときから有名な所謂『囲われナオン』で、色々な方面に過激なつぶやきをしている女の子のようでした。
友達に聞いたときは、「へえ~」としか言わなかったのですが、わたしは○○もその正体も知っていました。
というのも、浪人生になってから作ったアカウントで、○○をフォローしていたからです。
また、たまたま隣の席になったときにツイッターのアイコンが見えて、○○の正体がその子(K子ちゃん)だということも分かっていました。
(本人は隠しているようだったので、「K子ちゃんって○○だよね?」と確認することはしませんでした。)
しかし、○○がそこまで有名だとはそのときはじめて知り、家に帰ってから『校舎名 ○○』で検索してみました。
すると、出るわ出るわ個人情報。
私はK子ちゃんと普通に話す仲だったので、名前、出身高校、現役生のときの合格校などを知っていました。
ネットのスレッドには、私が本人に聞いた通りの個人情報に加え、写真(明らかに盗撮された写真、流出した自撮り写真、結構きわどい写真)まで。
いや、Twitterの浪人界隈怖っ!
私がTwitterでつぶやくのは日に数回で、あまり目立ったことはしていませんでした。身バレもしていなかったはずです。
しかし、クラス内にFFは何人もいましたし、なにかの拍子で界隈に目をつけられることがあれば……ブルブル
これは身バレする前に撤退しようと思い、Twitterをやめました。
Twitterでつぶやくとストレス発散になることもあるので、少々残念でしたが、何かトラブルになるよりましです。
もし、浪人垢でTwitterをするなら、身バレの可能性が低いコミュニティを選ぶと良いでしょう。
***
その後、同じ校舎のTwitter民に関しては、あまりいい噂を聞いていません。
授業をサボってお酒を飲んでいただとか、女の子をとったとられたとか、受験に落ちたとか…
まとめ
以上、浪人中のSNS断ちの話でした。
InstagramもTwitterも、心の余裕があって、適度な距離感があれば使って問題ないのかもしれませんが、浪人生にそんなものはないのでやはり1年間はSNSを断ってしまう方がよいでしょう。
自分は大丈夫だと思っていても、自覚以上に豆腐メンタルになっているものです。
SNSを手放せなさそうな人も、まずは1週間アプリを消してみてください。
SNSをやめてもあまり影響がなく、むしろ気が楽になるかもしれません。

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