地方の大学に通っていると、車が必要だと思うことはありませんか。
とくに地方大学の医学部だと、医学部キャンパスが他学部キャンパスから離れていて、かつ町の中心から外れていることが多く、交通の便はかなり悪いです。
車は欲しいけど、お金がかかるし…と悩んでる方も少なくないはず。
今回の記事では、
- 地方医学部の車事情
- 実際に車がなくて不便だと思うこと
を紹介します。
<特に読んでいただきたい方>
- 医学科の車事情を知りたい方
- 車を買おうかどうか悩んでいる医学生
- 車がないことによる不都合を知りたい医学生
医学部の車事情
車は基本みんな持っている
結論から言うと、ほぼ全員が車を持ちます。
先輩、同期、後輩を見ても、6年間で車を持たないと言っている人はほとんど見たことがありません。(片手の指で余裕で足ります。)
少し下世話な話になりますが、親がお金を持っている人だけでなく、奨学金を取って大学に通っている学生も車を持っています。
地方となると車社会ですから、車は「贅沢」ではなく「必需品」という位置づけなようです。

私が車を持っていないと言うと、「え!絶対買った方がいいよ!」と全員が口をそろえて言います。
外車を持っている人も多い
これは医学部ならではの光景かもしれません。
私が通っているのは国立大学です。それにも関わらず学生の駐車場を見ると、
ワーゲン、BMW、ベンツ、アウディ、レクサス……etc.
と名だたる外国メーカーの車がずらり。

国立大学でここまで外車が多いのなら、私立医学部の学生はどんな車に乗っているのか想像するだけで恐ろしいです。
さらにもっと恐ろしいのが、「この前事故ってベンツつぶしたからまた買ってもらった。」という学生がいるということ。
安全運転を心がけましょう。
車がなくて困ること
実家住み
実家住みだと、通学に車を使っている人が多いです。
地方大学の医学部キャンパスは他学部キャンパスから遠くかつ交通網があまり発達していない場所に位置することが多いので、通学に車は必須になります。
そして、実家勢が一番車がないと困るのは、実習が始まってからだと思います。
2年の解剖実習、5・6年の臨床実習は時間が読めず、夜遅くなることもあります。
車があれば、夜遅くなっても(本数が少なくてめったに来ない)電車の心配をすることなく帰ることができますね。

大学の近くで一人暮らし
大学近くで一人暮らしをしている場合、徒歩か自転車通学になります。
ですから通学には困りません。
一人暮らし勢が一番困るのは、買い物です。
スーパーで買い物をしても、自転車や徒歩では買う量に限りができてしまいます。
さらに重いもの、大きいものを自力で運ぶのは大変ですよね。
お米、トイレットペーパー、調味料のボトル、家具などを買ったときは車がないと持ち帰りに苦労します。

「困ること」とは違いますが、帰省に車を使っている人はかなり多いです。電車の時間を気にせずに帰れること、夜の空いている高速を飛ばして時短で帰れることが良いそう。
全員共通
全員に共通する不都合と言えば、
- 家庭教師のバイトができない
- 遊びに行けない
- デートに行けない
でしょう。
車社会ではどこに行くにも車一択!
時給が高くて(楽だからと)医学生に人気の家庭教師のバイトも、車がなければできません。
どこかに遊びに行こう、買い物に行こう、デートに行こう……
これらすべてに車が必要なのです。
結論:車はあった方がいい!だけど…
断言できます。車は持っていた方が良いです。
ですが、こればかりはお財布との相談ですね。
車に必要なのは、購入する費用だけではありません。
保険、車検、ガソリン……
など、維持費にかなりのお金がかかります。ざっと計算して年間50万円以上。
学生自身がどこまでお金を払うかは人それぞれです。
すべて親が払ってくれる家庭もあれば、ガソリン代も車検代もすべて学生持ちという家庭もあります。
車にお金がかかるから、という理由でバイトをしている人もいるようです。
車を使って家庭教師先に行って、稼いだお金を車に払う…となると本末転倒なような気がします。
自分がどういったときに車を使うか、必要になるか、利益はあるか。こういったことをよく考えて車を購入するかどうかを決めるのが良いでしょう。
私の車無し生活
さて、私がどうやって地方で車無し生活を送っているか…
寄生です。車を持っている人に乗っけてもらいまくっています。仲のいい友人たちの中で、私を乗せたことのない人はいないと思います。(ドヤ)
また、親切な人が多いので「車に乗っていく?」とよく聞いてくれます。
まだ入学したばかりで頼みごとをしにくかったときですら、私が「歩いて病院に行った」と言うと、「なんで言ってくれなかったの?連れて行ったのに!」と言ってくれました。
本当に周りの友人たちには感謝の気持ちでいっぱいです。本当に。
一応、車がなくても生活はできるよ、とだけ伝えたいです。


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